人吉球磨災害復旧ボランティア(令和2年8月号)
- 2020.08.19 | 今月の言葉
≪人吉球磨災害復旧ボランティア≫
この原稿は8月5日に書いています。先月は7月3日でした。そうしたら7月4日の未明から人吉球磨地方が九州豪雨の大きな被害に遭いました。昨日でちょうど1ヶ月になりました。
熊本地震、そして今年に入って新型コロナとめまぐるしく動く昨今ですが、またしてもこのような大災害に遭遇するとは思ってもみませんでした。
昨日は被災地の各所で追悼が行われたようです。
球磨川の氾濫で25人もの人が亡くなった球磨村、20人が犠牲となった人吉市、ほかにも坂本町、津奈木町、芦北町などで合計死者65人、行方不明者2人という大惨事になりました。
今回の豪雨被害で私がいちばん気になり腹立たしく思うのは、がれき撤去が難航し、被災者の生活再建も復旧も手付かずの地域が目立つことです。
国道、県道にかぎらず町村道に至るまで全てで崩落あるいは濁流に流され孤立した村落が各所に発生して、1ヶ月たつ今も車が乗り入れられないところもあるようです。
そのうえ、今回のコロナの影響で県外からのボランティアはお断りせざるを得ず県内の有志にのみ頼って今日に至っています。
自衛隊やその他の公的支援だけでは間に合わないので、全県下の企業にも応援を求められ、弊社からもこれまでに30名ほどの有志社員が人吉、相良へボランティアとして派遣されこの猛暑のなか頑張ってきました。
この時私がいちばん嬉しかったのは、この話をした当日、早速6名の社員が手を挙げてくれたことです。
先月の社内報に紹介した豊田章男氏のトヨタイズムの一節、
かけがえのない一日
かけがえのない一人
何かをかけがえなく感じることから
幸せは始まるかも知れない
困っている人がいたら助ける
目の前の人を笑顔にする
自分の為だけでなく人の為に力を尽くす
感謝し感謝される
心を動かす強いつながり
本当に有難うございます。
そして大変ご苦労さまでした。
代表取締役会長 古庄忠信