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FC医療車共同実証開始セレモニー

5月27日、当社が架装を担当した、燃料電池医療車(FC医療車)の共同実証開始セレモニーが開催されました。

世界初となる水素を使って発電する燃料電池で走行する、ドクターカーの実証実験が今夏、開始されます。

 

 

当日は熊本県の民放各局も取材に来ており、ニュース等でご覧になられた方もいらっしゃると思いますが、

セレモニーの中で、トヨタ自動車㈱の浜村芳彦・FC事業領域統括部長は、「災害で困っている人に安心や勇気をあたえ、カーボンニュートラル社会の実現に貢献したい」と挨拶され、熊本赤十字病院の平田稔彦院長は、「FC医療車が当たり前になる未来のためにも実証に努めていきます」と意欲をみせられ、レプリカキーの贈呈もありました。

 

 

 

 

本車両は、トヨタ「コースター」のロングボデー車をベースに、燃料電池乗用車「MIRAI ミライ」のFCスタック(1基)、パワーコントロールユニット(PCU)、2次電池、高圧水素タンク(3本)で構成されるFCシステム(トヨタフューエルセルシステム)を搭載しており、走行時にCO²や環境負荷物質を排出しない優れた環境性能と低騒音・低振動を実現しました。

 

 

具体的には急患の救急搬送のほか、過疎地への出張診療やPCRなどの医療検査への応用・展開も考慮された車両で、災害時には医療活動や被災地における電力供給を行うものとし、外部アクセサリーコンセント(AC100V)から様々な家電製品へ電気を供給できることに加え、CHAdeMO規格の最高出力9kW・供給電力量約90kWhのDC外部給電システム搭載しており、一般家庭の約1週間分相当の大容量の電力供給能力を有しています。

 

 

高い環境性能による医療スタッフや患者のストレス低減への期待、献血バスや検診車といった車両への電力供給など、保健医療分野における幅広い応用、カーボンニュートラル社会の実現、地球温暖化対策のためのCO²排出量削減、と今後の活躍・展開が楽しみなクルマです。

 

トヨタ自動車㈱https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/34975967.html

熊本赤十字病院https://www.kumamoto-med.jrc.or.jp/archives/3247 

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