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自分の目で判断すること(令和3年6月号)

 

≪自分の目で判断すること≫

 

今年の4月から、金属アーク溶接等作業について健康障害防止措置が義務付けられました。

溶接ヒュームを発生させる作業に常時従事する労働者に対して特殊健康診断を行うことが必要になりました。6ヶ月ごとにその結果報告書を労働基準監督署に提出することになっています。

それはそれで結構なことですが、先月の19日の新聞では、「アスベスト訴訟で国が謝罪」と載っていました。

このアスベスト問題では私にも忘れられない思いがあります。

まだ平成になって初めのころ、当時の南高江工場の増築をしていました。

建築確認の届けを提出した後に問題が起きました。防火対策としてアスベストを使用しなくては駄目というもので、建設会社があまり理解出来ていなかったので、施主である私が直接熊本市の建築指導課に出向くことになりました。

そこで、アスベストは粉じんをまき散らし健康に良くないこと、防火に必要といっても近所に家屋などないこと、そんなことを必死で訴えましたが、結論は、それならば建築許可は出せないということでした。

渋々引き下がりましたが、工場が完成して、そのアスベストを見る度に苦々しい思いをしてきました。高江工場を売却してこの大津工場に移る時も最終段階でまたこのことを思い出していました。

平成17年ごろになってクボタ等が健康被害を公にしだしました。工場の近隣の住民から粉じん被害の訴訟が起りはじめ、全国的にそのての訴訟が広がっていきました。そして先月の新聞です。

今回の国のアーク溶接の厳格化は良しとしますが、全て国が言うから正しいとは限りません。

「今日も元気だ、タバコがうまい。」とは昭和30年代に流行した民営化前の旧日本専売公社(現JT)のキャッチコピーです。このように国が宣伝していた時代もあったのです。

正しいのか、そうでないのか、自分の目で確かめることも必要ではないでしょうか。

代表取締役会長 古庄忠信

 

 

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