衆議院議員選挙を終えて(令和3年11月号)
- 2021.11.15 | 今月の言葉
≪衆議院議員選挙を終えて≫
今月の社内報については色々考えましたが、何といっても社員の皆様、取引先など何度もお願いした、先の衆議院選挙について、お詫びと報告をしなければと思い、筆を執らせていただきます。
一区の木原稔先生、三区の坂本哲志先生については見事に当選され、おめでたい限りですが、一番大事な野田毅先生の結果は残念でなりません。
社員の皆様には2度も臨時の朝礼を開き、厳しい選挙だから今一度応援をお願いしますと訴え、志賀社員をはじめ皆様のご協力をいただきましたが、皆様ご存知の結果に終わりました。
野田先生については、私が40数年おつきあいしてきて、これほど素晴らしい代議士は他にいないと太鼓判を押せる方でした。日本の歴史森羅万象が全て頭の中にあり、そのうえで日本の将来のために何が必要かを考えられる姿に何度胸を打たれたかわかりません。先の大戦及び戦後日本のひずみに目を向けてこられたことは野田先生でなければ出来ない仕事の数々でした。
薬害、C型肝炎訴訟、中国残留孤児の支援、所有者不明土地扱い、アスベスト建材訴訟、等々関係者の調整はもちろん、問題意識を持ったうえで「自分が道筋をつける」という思いで取り組む、その責任感が国会議員には不可欠なものだと教えられる事ばかりを目にしてきました。
特に直近の熊本地震の後始末には目を見張る事ばかりでした。阿蘇大橋、57号線北バイパスの着工、俵山トンネルの復旧など、猛スピードで突貫工事でおこなわれました。
全て野田先生の実績です。熊本市民病院の復興もそうです。色々候補地があるなかで野田先生提案の公務員住宅跡地の国有地を推薦され、一気に複雑な手続きが解消され、短工期で完成しました。おかげでワクチン接種にも間に合いました。
こうして書いていったらとてもこの紙面で終わるものではありません。
終わりに、戦後の日本にとってかけがえのない国会議員をなくしたことが残念で残念でなりません。