≪外的要因による影響≫

昨年3月の社内報でも、このコロナ禍には閉口します、で始まり、例年通りの超過密工程を何とか乗り切りましょう、と書きました。実は一昨年の3月号もコロナで始まり、超過密工程のことを詳細に述べています。

今月1日の全体朝礼でも社長から話がありましたが、今月だけで大小31台の納車をしなければならないのでコロナに注意しながら、残業もし、通勤・退社時の交通安全にも気を付けましょうと話していました。

私もこの時期はもう何十年も前から同じことを皆様に訴えていました。

今年になってひとつ違うのは、ウクライナ紛争が加わったことです。2月になって北京オリンピックが開会、閉会し、ウクライナの周辺で模擬演習していたロシア軍15万がウクライナに侵攻しました。2月22日のことです。北京オリンピックが終わるのを待っていたかのような暴挙に世界中の国からロシアへ非難が集中しています。

それだけで済めば良いのですが、コロナで甚大な被害を受けた我々自動車業界にも、今後は大きくこのロシアの暴挙が影響しそうです。

先日（一日）にはトヨタ自動車の配下の工場がサイバー攻撃を受け、国内のトヨタ関連工場が一斉に生産停止に追い込まれました。我々の業務に近い立場である日野自動車がそうです。

これまでもコロナによる影響で、シャーシはもちろん、副資材も部品という部品が品薄になり、価格は高騰してしまい納期が延びて工程の見通しが難しいところを皆様の努力で何とか乗り切ってきました。

静かに落ち着いて、手洗いうがいを励行し、目の前のことに着実に取り組んでいけば必ず結果は出ます。

これまでもそうやって乗り切ってきました。

代表取締役会長　古庄忠信