≪２０２３年を振り返る≫

年末の社内報の時期になりました。毎年この一年を振り返って来年への希望を書いていますが、先月の１１月号で会社の動きの大枠は書いてしまいましたので、代わりに今一番私が気にしている問題を書きましょう。

それは何と言っても自民党の裏金問題でしょう。昨日１２日になんの説明も尽くさず臨時国会が閉幕しました。各派閥や閣僚たちは捜査中である事などを理由に事実関係を十分に説明することはありませんでした。岸田首相も早期に当事者に調査と公表を指示しなければならなかったにもかかわらず、ただ手をこまねいているだけでした。

国会の閉会を受けた記者会見では「政治の信頼回復に向けて自民党の体質を一新すべく先頭に立って闘う、これが自分の努めだと思い定めている」と述べました。そのうえ、今日（１４日）人事を行うことを表明しました。

安倍派の松野官房長官、西村経済産業相らを交代させる方針なのでしょうが、安倍派の閣僚らを外す事で政権の立て直しを図る狙いがあるのかも知れません。

しかし、実態の解明と国民への説明なくしてそれがどうして叶う事があろうか。安倍派に限らず二階派、岸田派でもパーティ収入の一部が不記載だった疑いも浮上しています。内閣支持率は過去最低を更新中で、自民党支持率も最低を更新中です。その中でひとつだけ幸いなのは、私達が応援してきた地元選出国会議員の木原稔代議士の防衛大臣就任、そして坂本哲志代議士にも農水大臣の話が上がっていることです。

来年も悪いことばかりではないと思います。どうぞ皆様ご家族お揃いで良い年をお迎え下さい。

代表取締役会長　古庄忠信