学ぶ力(令和6年2月号)
- 2024.02.16 | 今月の言葉
≪学ぶ力≫
2月6日(火)、「くまもと経済」3月号の企業紹介コーナーの取材と写真撮影がありました。
私と社長のほか昨年新卒入社の5名、中島君・佐々木君・福山君・松永君・で並んでの写真撮影でしたが、慣れないので多少緊張してカメラにおさまっていました。
昨年もその前もそうでしたが、2月の取材ですので新入社員は昨年の新卒入社の人たちになります。
そこで私がそれぞれの顔を見ながら思うのが、良く一年間頑張ったなと感心してしまいます。またこれから5年10年と技術を身につけ成長していくことだろうと期待して見ていました。
ところで会社の仕事は年を越えて年度末が近づき、今年も超繁忙期になっています。そのうえ今年はメーカーの半導体不足の影響でシャーシの入荷が遅かったり、原材料費や電気料金の高騰などで何をとっても厳しい現状にあります。しかし皆様心配しないでください。私たちはこれまでもあらゆる苦難を乗り越えてきました。昭和48年に起きた第1次オイルショックでは当時1バレル3ドルだった原油価格が半年後に約11ドルと4倍近く高騰しました。それでも当時の日本人は政府から助成金や金融緩和を求めたりせず高い技術力と勤勉性、さらに血のにじむような努力を続け世界で最も燃費の良い自動車や家電などの工業製品を開発していきました。これは何も日本人だけの特徴ではありません。海外に目を向ければ同様の事例は多数出てきます。それでも明治、大正、昭和の激動の時代を切り拓いてきた日本人が優れていたのが謙虚に「学ぶ力」があったからだと思います。こうして日本は世界に山積する社会問題を率先して解決する国になりました。
今回一緒に写真におさまった昨年入社の5名の社員もきっとその一員として少なからず会社に、そして社会にたくさん貢献してくれることでしょう。
代表取締役会長 古庄忠信