太古からの祈願と神社(令和6年11月号)
- 2024.11.16 | 今月の言葉
≪太古からの祈願と神社≫
昨日9日はCS部部長の泉康雅君と泉明日香さんの結婚式でした。加藤神社でそれも夕方からの挙式で、拝殿も庭も竹灯籠で飾られてそれは厳粛な雰囲気のなかでの結婚式でした。
式後、披露宴で開会の挨拶をしましたが、会社の関係者がほとんどで、「神社での結婚式は初めて経験したけれど良いものですね」など話したように思います。
その前日の8日は高橋稲荷神社の秋季大祭でした。神社庁や熊本の大きな神社の宮司とか沢山参列されてのこちらも厳かな雰囲気の中での行事でした。
こうして神様をお祭りする行事に参加していると、日本人は古くからあらゆる場所で神様をお祭りし、お祈りしてきたんだなと思います。それは古く古く、縄文、弥生時代までさかのぼると言われています。
食べるための作物を作り、無事に実らせて皆が飢えることなく食べ物にありつける。しかし、時として自然界の営みが少しばかり軌道を変えただけでそこに住む人々皆がたちまち食べ物に困ってしまう。お腹がすいて、ふと空を見上げ、その中心で輝いている太陽に向かって手を合わせて豊作のお願いをする、いたって自然なことでしょう。そんな歴史の繰り返しの中から自然と自然崇拝、太陽崇拝の概念が生まれ、そのお祈りをする場所として日本国中に神社ができていったのだと、今年一年の異常気象を恨みつつ、そんなことを思いながら結婚式場を後にしました。
代表取締役会長 古庄忠信