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安倍元首相のご冥福を祈る(令和4年10月号)

 

 

 

≪安倍元首相のご冥福を祈る≫

 

 

衝撃的な事件で命を落とされた安倍晋三元首相の国葬(国葬儀)が執り行われました。

事件から3か月が過ぎましたが、その間さまざまな問題が話題にあがり、それに批判するように国葬への反対論が大きくなってきました。この時一番悲しくつらかったのはご遺族(昭恵夫人)でしょう。賛成と反対で世論が二分するような事態になり、動揺は小さくなかったはずです。私もこの話題は家族と話すことを避けていました。皆様もそうだと思います。私はただ口には出さないだけで「安倍氏こそ国葬に値する人物だ」と思っていました。テレビやその他のメディアで反対する人の声も大きかったけれど、それらを黙って聞いていました。

国葬当日の映像には、国内外の各地で静かに悼む人の姿が見られました。その中には若者や子供連れも多かったことを知り安堵しました。菅義偉前首相による友人代表の弔辞の一言ひとことに安倍元首相への偽らざる感情がこもっており、涙が止まりませんでした。

後で聞いた話ですが、あの原稿は、岸田首相の弔辞も、菅前首相の弔辞も同じ首相補佐官が書いたものだそうです。その人の今置かれている立場を慎重に見極め、一つひとつ言葉を選んでいったと思うと、これにもまた感動しました。

いずれにせよ、日本の元首相という方が、あの理不尽な凶弾に倒れられたのです。

国民全員で静かにご冥福をお祈りするのが私たち日本人ではないでしょうか。

代表取締役会長 古庄忠信

 

 

 

 

 

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