NEWSお知らせ

令和五年五月能登地震(令和5年5月号)

 

 

 

 

≪令和五年五月能登地震≫

 

 

5月の社内報の原稿を依頼され、今一番私が気にしているのは何と言っても、5日に石川県珠洲市で発生した震度6強の地震でしょう。

新型コロナウイルスの季節性インフルエンザと同じ「5類」移行も気にはなりますが、我々も7年前の4月14日と16日に震度7の地震を経験していて、その時の恐怖は今も忘れてはいません。

今回の珠洲市の場合、昨年の6月にも震度6弱の地震の被害にあっていて、一昨年からずっと続いているようです。改修したばかりの自宅や職場の建物が再び壊れた市民からは「心が折れる」と諦めに似た声ももれています。さらに6日から降り続く大雨が復旧の妨げになっています。昨年6月の地震に続き今回も自宅裏で土砂崩れが起きた正院町の浦白知紀さんは、この降り続く雨で地盤がゆるむ恐れがあり、「さらに崩れないか心配だ」と話しています。

7年前を思い返すのに私の熊本地震当時の日誌を開いてみると、4月14日は東京出張中で午後9時45分には自宅は家内が一人でした。地震のニュースを見てすぐ携帯に電話して励ましましたが、あまり効果は無く、翌日朝一番の飛行機で熊本に帰り会社を見てまわって、大きな損壊がないのを確認して自宅に帰り、自宅も大きな被害がないのを確認して安堵していたら、その日の夜、16日になったばかりの午前1時半頃に熊本地震の本震、マグニチュード7.3震度7に襲われました。

家の瓦は落ち、壁は破れ、二階がそのまま落ちてくる恐怖に台所のテーブルの下にもぐり、ひたすら揺れが収まるのを祈るだけでした。

それから社内泊が5日間続いて、会社は19日に出社できる社員だけ出社して少しずつ復興していきました。

今私にできる事は、珠洲市に限らず今回被災した各県の皆様の一日も早い復興をお祈りし、少しばかりの義援につなげる事ぐらいではないでしょうか。

 

代表取締役会長 古庄 忠信

 

 

Copyright 2019 IZUMISHATAI Co., Ltd. All rights reserved.