2025年を振り返る(令和7年12月号)
- 2025.12.17 | 今月の言葉
≪2025年を振り返る≫
年末の社内報の原稿をと催促され、まず振り返ってみるのは今年の気象現象でしょう。2月に北海道で大雪が降りました。北海道で大雪は当たり前と思われるでしょうが、積雪が3mを越えました。そして、6月になるとまた北海道で今度は高温が続き38.8度を越える異常な暑さが続きました。この時期は梅雨明けが報道されますが、タイ南部では記録的大雨が降り、ダムや家屋も破壊されてしまいました。
ひるがえって、我が日本では福井県などが全然雨が降らず野菜などは半減し、田植えの準備も出来ない有り様でした。日本列島を覆ったダブル高気圧は地球全体の温暖化現象の一つに違いありません。
ところで自動車関連はどうでしょうか。欧州委員会などは、2035年にハイブリット車を含むガソリンエンジンを搭載した新車販売を禁止する計画を見直す可能性を高めています。域内での電気自動車(EV)の普及が想定より遅れていることや、中国系自動車メーカーがEVでシェアを上げているためです。
米国では「石油を掘りまくれ」と繰り返すトランプ政権が9月末でEV購入の補助金政策を打ち切りました。その前に駆け込み需要があった影響もあって、10月の米国のEV販売は前月から半減しました。国際エネルギー機関は石炭を燃料にする火力発電の増加などで今後の見通しが変化しつつあります。
このような状況の中でも我がイズミ車体は止まることなく未来に向けて突き進んでまいります。
皆様今年一年ありがとうございました。来年もよろしくお願い申し上げます。
代表取締役会長 古庄忠信
