21日(土)の昼下がり、会社の中庭より阿蘇に春の芽吹きを促す『野焼き』が行われている様子が望めました。

2月末から順次取り組む予定だったそうですが、雨や強風のために5度延期し、この日阿蘇市で一斉に行われたそうです。
野焼きには前年の枯れ草を焼却して、害虫を駆除するとともに、藪や林、森林へ遷移する原因となる植物を焼き払うことでそれを防ぎ、牛馬が好む火に強いイネ科の植物の比率を高めて草原を維持する、といったことを目的に行われます。
つまり、野焼きをすることによって、新しい草の芽立ちを助け、牛や馬の放牧の場として利用したりするための新鮮な草原を維持することができるというわけです。

阿蘇の草原の歴史は古く「日本書紀」にも記述があり、千年以上にわたって人が自然と共生してきた場所です。
これからの新緑の季節、コロナウイルスの対策ももちろん大切ですが、自然と人がつくった美しい阿蘇の景色を臨みに足を運んでみてはいかがですか？

その際は阿蘇外輪のすそ野にある、当社へもぜひお立ち寄りください。