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高市早苗、新総裁、自民の新しい景色を見られるか(令和7年10月号)

≪高市早苗、新総裁、自民の新しい景色を見られるか≫

 

 昨年の総裁選では、1回目の投票でトップだったにも関わらず、岸田元首相をはじめとする国会議員らが石破首相を選んだため涙をのんだ。石破政権は立憲民主党と大差のないリベラル政権となっていき、自民は昨年の衆院選、今年の参院選でこれまで自民に投票してきた保守票、安倍支持層と参政党、そして日本保守党や国民民主党などにごっそり奪われた。一時は行き場を失った保守票は他党に流れ、与党はこれにより衆、参1両院で少数与党に転落してしまった。

 安倍元総理が国政選挙で6連勝、しかも全て、大勝してきたことを振り返ると、有権者、特に長年、自民党に投票してきた人たちがどんな方向性を求めていたかは、分かりそうなものなのにと不思議で仕方がない。

 そんなどん底の自民党でようやく総裁に就いた高市氏は9月29日大阪で開いた総決起大会でこう訴えた。「安倍政権の時に投票してくれた方々を取り返せるのは私しかいない」

 また、10月4日の総裁就任記者会見では、「私は今回、自民党の景色を少し変えることができるんじゃないかと思う」と述べた。

 仮に高市政権が発足しても少数与党である現状は変わらず、票を取り戻すことも景色を変えることも簡単ではないだろうが、公明党は連立離脱すらちらつかせ高市色を弱めようと必死に見える。とはいえ時代は動いている。

 今月27日~29日末日予定の米国トランプ大統領との面談で一気に勢いがつくことを祈っている。

代表取締役会長 古庄忠信

 

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