会社創立90周年 設立70周年(令和3年2月号)
- 2021.02.12 | 今月の言葉
≪会社創立90周年 設立70周年≫
今月の社内報はなんと言っても会社設立70周年、創業90周年について述べなければと思います。
私は昭和41年(1966年)に入社して以来、もう55年にもなると思うと本当に感慨深いものがあります。
この55年の間には実に色々なことがありました。一つひとつ書いていたら、とてもこの紙面では言い尽くせません。ただその間、実にたくさんの人との出会いと別れがあり、そのご縁で今日が築かれてきたことは間違いありません。取引先の人、それを仲介する業者の人、仕入れ先の人、株主、そして社員の皆様とそのご家族、実に色々な人に支えられて今日を迎えられた、その思いで胸が一杯になります。その中にはすでに亡くなられた方もたくさんおられます。
今日も私の部屋の正面には俵山がデンと座っています。いつもこの景色を見て思うことは、俵山がこのイズミ車体を見たら、そして私を見たら、蟻よりも小さく映っていることだろう。何処にいて何をしているのかも分からないだろう。それでも今日一日を精一杯生きて、それを繰り返すことが私の人生だと思い、今日までやってこれました。
昭和40年代はとにかくこの業界で生き残ることに懸命だったのが、付加価値の高い仕事を目指し、その後はオンリーワンになることを(SMAPの『世界に一つだけの花』)、そうしたらいつの間にか全国でナンバーワンになっていました。
その間にも、『一度の失敗が何十年の歴史をダメにしてしまうこともある』、そのことを社員の皆様には言い続けてきました。同じように私自身にも、会社の存続は顧客の創造と需要の創造しかない。そして経営者としての真摯さを常に忘れずに事にあたるようにと自戒し続けてきました。
お陰さまで今日こうして70周年90周年を迎えることができました。これまでお世話になった全ての皆様に改めて感謝の気持ちをお伝えし、ご報告させていただきました。皆様本当に有難うございました。
代表取締役会長 古庄忠信