真面目な良い仕事をする(令和5年8月分)
- 2023.08.17 | 今月の言葉
≪真面目な良い仕事をする≫
こう毎日、新聞紙上でビッグモーター社の記事が続くと同業者としても一筆書かない訳にはいかず、今月はこのビッグモーター社の件について取り上げてみます。
私はこの社内報でも、もう40年近く会社は社会の公器であるということを述べ続けてきました。社会に支えられて会社は成り立つのです。それを無視して自社だけの利益を追求していれば必ずどこかでほころびが生じてきます。
今月3日の日刊自動車新聞では、日整連(日本自動車整備振興会連合会)会長の竹林武一氏は、自動車保険金の不正請求をはじめとするさまざまな問題が明らかになり、その他にも自社の利益追求のための常識外れの商取引を続けたビッグモーター社に対し、「クルマ社会の安心安全を支え、ユーザーに誠意を持って接してきた整備業の信頼を失墜することになりかねない、極めて由々しき問題と認識しています」と述べています。
また、今日の産経新聞の見出しも、「談合ビッグモーター、顧客を軽視」とあります。損害保険各社の企業向け保険契約で談合行為が相次ぎ発覚して広がっている現実があらわになってきたらしく、損保各社から出向社員を送っていたし、不正を無視したか見抜けなかった、その問題を洗い出すために金融庁も動き始めた模様です。
私がこれまで特に板金車検センターの社員に、お客様に喜ばれる仕事をしよう、そうすればあそこは良い仕事をする会社だとそのお客様が次のお客様を紹介してくれる、と言い続けて、そんな会社を目指して今日まで来ました。
おかげさまでこのビッグモーター社の事件が発覚してからというもの、新規のお客様が日々増加しているそうです。コツコツ積み上げてきたものがここへ来て認められたようで誇らしく思います。
これからも皆様と共に真面目に一日を大事に大切にしていきましょう。
代表取締役会長 古庄 忠信