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トヨタイズム(令和2年7月号)

 

≪トヨタイズム≫

 

7月2日、全国でのコロナウイルス感染者数151名、7月3日は194名と心配していたことが、再び起き始めたようです。

それでも世界的な感染拡大の流れの中で、日本は重症者や死者の数はきわめて少ないのです。

公衆衛生環境が整い、きれい好きな国民性も理由のひとつでしょうし、幕末維新の頃に来日した外国人が、日本人は貧しいけれど家の中は実に清潔だ。玄関で靴は脱ぐし、ハグもキスも握手もしないと言ったそうですが、それも感染の少ない理由ではないかと言われています。

それをマスコミに問われて麻生副総理、財務大臣が「国民の民度が違う」と発言したため、新聞各社やTVのワイドショーなどから袋叩きにあいました。「他の国をおとしめることになりかねない」、「波紋を拡げかねない」等々です。しかし何もありませんでした。

民度といえば先月の27日の新聞の一面にトヨタ自動車の豊田章男社長の「詩―トヨタイズム―」が掲載されていて、それを読んで感動しましたので紹介します。皆様も是非一度じっくり読んでみてください。

 

 

ありがとうございます。

今日もまた

かけがえのない一日で

ありますように。

                      豊田章男

 

 

今日もトヨタのお店に、

町の幸せを考える人がいます。

 

幸せのために、何ができるだろう。

かけがえのない一言、

かけがえのない一人、

かけがえのない一台。

何かをかけがえなく感じることから、

幸せは始まるのかもしれない。

 

では、どうするか。

 

困っているひとがいたら助ける。

目の前の人を笑顔にする方法を考える。

当たり前のことを丁寧に、

そしてときどき当たり前を超えてみる。

他の人の幸せを、

自分の幸せのように思ってみる。

自分のためではなく、

人のために力を出す。

 

お客さま、というよりも、

人ともっとつながりたい。

感謝し、感謝される、心を動かす強いつながり。

そのための努力に真剣になりたい。

この町の、かけがえのない一日のために。

 

トヨタは、その考えで進みます

 

代表取締役会長 古庄忠信

 

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