慶賀新年(令和3年1月号)
- 2021.01.19 | 今月の言葉
≪慶賀新年≫
新年が明けました。お芽出度うございます。皆様もご家族お揃いで新年を迎えられたことと思います。
会社は5日に初出式があり、平常の営業が続いていますが、やっぱり今年はどこか違いますね。
年明け早々に緊急事態宣言が首都圏を中心に発令されたとはいえ、全国的に緊張した生活が営まれているようです。社員の皆様にもそのことが見てとれます。世界中に吹き荒れている逆風です。ここは何としても乗り切らなければなりません。それにしても例年この時期になると超過密工程になり、社員の皆様に負担がかかってしまいます。
毎日工場を歩いていて、この寒い中での社員の皆様の頑張りにはいつも感謝で一杯になります。
お陰様でこの度のコロナウイルスによる直接的な業務への影響は今のところ最少で済んでいますが、今後どのように変質していくか分かりません。今年も、我々は決して油断することなく、常に緊張してこの先を見据えていかなければなりません。コロナ禍だけではなく少子高齢化も進んでいます。日本の人口が減少すれば検診事業の絶対数も減ります。地球温暖化も深刻な状況です。CO2を削減するためには路線バスのEV化はもとより、現状の検診車の基本的設計から変更する必要に迫られるでしょう。
日本を取り巻く安全保障環境も安心してはおられない現状です。尖閣問題、日韓徴用工、慰安婦問題等、山積しています。
現在も将来も逆風ばかり吹いているようですが、世の中捨てたものでもありません。目の前にある事柄に真剣に取り組んでいれば必ず行く手には光明は見えてきます。
今日(11日・成人の日)にあの白血病と闘ってきた競泳の池江璃花子選手が成人を迎えられますが、このコロナ禍にも負けず、白血病にも負けず、とうとう実戦復帰しました。
逆境にあっても懸命にひたむきに頑張れば、我々周囲のものにも力を与えてくれます。
寒い中ですが皆様と共に、この苦境を乗り越えていきましょう。
代表取締役会長 古庄忠信