心を磨く(令和3年5月号)
- 2021.05.14 | 今月の言葉
≪心を磨く≫
今日(9日)は母の日だそうです。
私共の母はもうこの世にはいません。それで家内と2人で午後から墓参りに行ってきました。帰宅して仏壇にお参りし、ここまで育てて貰った御礼を言いました。近年はこれが恒例になっているみたいです。
お墓参りには必ずお墓掃除がつきものです。これが大変でお墓石を磨き上げるのに1時間以上かかります。その際私は自分自身にこう言い聞かせながら掃除をしています。
「掃除はものを磨くことによって実は心を磨くのだ。」
私は「心」と「気持」を区別して使っています。心というのは本当は変わらないもので、皆もともと美しい心を持っているものだ。ところが気持は環境によって一瞬でコロコロ変わるものです。人間は思考も行動も気持によって左右されやすいものです。この気持を本来持っている美しい心によってコントロールして行こう、と私自身に言い聞かせています。
そうしたら、お掃除が終わった後の気持の清々しさは他にたとえようも無いくらい気持の良いものです。皆様も何らかの形で経験したことがあると思います。
いま世間を見直すと、おおらかさやゆとりを失って「今だけ、お金だけ、自分だけ」で他人に対する配慮や思いやりに欠ける自己中心的な考え方の人が多くなっていることに強い危機感を抱いています。
少なくともイズミ車体の社員の中にはそのような人は1人もいないように思います。
その証拠に、このコロナ禍においても皆が全員で助け合い、注意し合って、ひとりの感染者も出さずに経過しています。
先日は熊本県でも111名の感染者が出たと熊日が報じていました。
これからも社員は同志です。この調子で助け合っていきましょう。
代表取締役会長 古庄忠信