拉致被害者の救済を望む(令和4年11月号)
- 2022.11.21 | 今月の言葉
≪拉致被害者の救済を望む≫
今日(15日)社内報の原稿を依頼されました。今朝の新聞の一面の右側には、『米中首脳(台湾)協議』とありましたが、その左側には『45年今の姿創造できない』『家族の窮地 政治は直視を』と書いてありました。横田めぐみさんが昭和52年11月15日、北朝鮮に拉致されて今年で45年だそうです。当時13才だっためぐみさんは58歳になります。
日本に工作員を侵入させ、子供たちを縛って船倉の暗闇に閉じ込めて北朝鮮へ連れ去る、国家主権の侵害そのもので人権を踏みにじる悪行の極みに他なりません。
拉致事件が解決され、被害者が祖国の土を踏むのが「正義」だと思います。それが実現されず、理不尽な状況がひたすら続いていく。だからこそ解決できなければ日本の恥だと思います。
平成14年に初めての日朝首脳会議が行われ、北朝鮮が公式に拉致を認め謝罪し、5名の被害者が帰国しましたが、めぐみさんに関しては死亡したと主張し、偽の遺骨や嘘の経緯を伝え、その主張を変えませんでした。首脳会議からさらに20年がたちましたが、事態はさっぱり進んでいません。
北朝鮮は最近弾道ミサイルを相次いで発射しています。核開発を加速させる可能性もあるようです。
複雑に絡まった国際情勢は理解を超えていますが、日本国の主体的行動がなければ拉致事件の膠着を打開するのは難しいと思います。
弟の拓也さん、哲也さんも頑張っておられますが、何故私がここでこの問題を取り上げたかといえば、国ばかりに頼っていては何も進展しないと思ったからです。
我々国民の一人ひとりがこの拉致問題の解決に声を大にして訴えなければ国も動かない、と思ったからです。
イズミ車体製作所も社員一丸となってこのことを訴えていきましょう。
代表取締役会長 古庄忠信