清田自動車さんのこと(令和4年6月号)
- 2022.06.13 | 今月の言葉
≪清田自動車さんのこと≫
社長の机の上に、「大井ニュース vol.161」※1が乗っていたので何だろうと思って取り上げ、目を通してみました。※1 大井産業㈱が発行している社内報・ボデーショップ情報誌です。
ピンク色の付せんが貼ってあったので開いてみたら清田自動車のトピックスでした。そういえばと表紙の写真を良く見たら清田さんの現在のお顔の写真でした。
何故、清田自動車が目に留まったかというと、私の先代の頃から清田自動車とは交流があり、創業も同じくらいで場所も隣2軒ほどしか離れていない段山本町の電車通りでした。何かと行ったり来たりして仕事もやり繰りしていたことを今でも覚えています。
この記事を読んでみると、創業・設立が昭和22年と書いてあります。イズミ車体も設立が昭和26年なのであまり違いはありません。
清田氏のお話はこのようなものでした。
『戦争から帰って来た父が生きていくために始めた仕事です。創業当時は物資も少なく、塗料の粉末を進駐車との物々交換で手に入れるなど、大変な苦労があったようです。父からは言葉で何か教えてもらったという記憶はあまりないのですが、真面目に一生懸命に働く後ろ姿は見てきましたね。
私は新しいものが好きでもあり情報を積極的に仕入れてきたこともあるかも知れませんが、一番大切なのは、お客様に対しても仕事仲間に対しても、人と信頼関係を築くことだと思います。そのためには信じること、ただその人のために信じることです。』
このあと、今後の業界の厳しさ、人手不足や需要減のことなど語っておられますが、私たちが今後学ぶ事をいろいろ感じました。
こうして正面から真面目に取り組んでこられた事で立派に三代目も育ちつつあり、76年という年月をここまでの成長に結びつけられたのだと思い、感激して読ませてもらいました。
ちなみに、現在の清田自動車は熊本市南区近見にあり、従業員は約20名だそうです。
代表取締役会長 古庄 忠信